Interview レンズを通して感情の一瞬を切り取る報道の魅力

今の仕事について

私は現在、報道カメラマンとして取材に携わっています。報道の仕事は悲惨な現場ばかり。報道のイメージとしてそう思われがちですが、あながちそればかりではありません。行事モノの明るい話題から密着企画の人に寄り添ったモノ等、取材は多岐にわたります。制作の現場は撮影したもので人の感情を揺さぶるもの、報道は人の感情や心情を切り取るものだと思います。カメラを向けられるという非日常をカメラの存在を消し日常にする。時には何時間、何日間もレンズを向ける。その中で予期せぬ瞬間や表情を切り取れた瞬間がこの仕事の醍醐味です。制作では多くの人が関わって一つの作品を作り上げます。報道現場は記者、カメラ、アシスタントの3人で取材を進めます。なので、自分の撮影手法や意図がそのまま反映されます。そういったところも報道の魅力だと思います。

仕事でやりがいを感じるときは

社会に訴求する企画や番組が作れた時はやりがいを感じます。特に取材対象者の方からの反応や感謝の言葉をいただいた時は大変うれしく励みになります。毎日が違う場所、違う人との取材は緊張感があり、常に新鮮な気持ちで仕事に挑めます。通常関わることのなかった人と関わることができたり、知らない世界を知れる、そういったところもこの仕事の特権だと思います。

放送映画製作所の魅力とは

報道は少人数で動くため、先輩や後輩と同じ現場に行くことはありません。それでも一つの方向を向き先輩後輩、他社等関係なく作品を作り上げることもあります。そういったときは立場関係なく闊達に議論し、より良い作品を作ることに尽力します。オンとオフがはっきりしている職場でオフの時は自己研鑽したり、同僚と他愛ない話に花を咲かせたりすることが多々あり、とても良い職場環境です。福利厚生は毎日放送に準じているのでとても充実しています。健康診断も会社内で年2回受けられることは時間的にも融通が利き大変ありがたいです。保養所も各地の宿泊施設を安価で利用できるので、家族旅行などで重宝します。

受賞歴

『MBS「映像」シリーズ、情熱大陸etc』『日本放送文化大賞 準グランプリ』『坂田記念ジャーナリズム賞』『地方の時代映像祭 優秀賞』『関西記者協会 協会賞/映像部門 金賞』

ある1日の
スケジュール
Schedule

  • 9:00

    出社、機材準備
  • 9:30

    突発(事件・事故発生モノ)待機
  • 12:00

    食事
  • 13:00

    取材
  • 17:00

    帰社
  • 17:30

    機材撤収、退社