Interview “特等席”で掴んだ、番組づくりのやりがい

今の仕事について

私は、現在AD(アシスタントディレクター)として仕事をしています。担当は、テレビ大阪の『THEフィッシング』をメインに、NHKの夏特番や元旦特番など、さまざまな番組に携わらせていただいています。ADの主な役割は、基本的にディレクターのサポートがメインの仕事です。ロケのリサーチや撮影場所との取材交渉、ロケ本番では状況によって自らカメラを回すこともあります。ロケ終了後は、複数の映像素材を整理し編集しやすい形に整えたり、必要な動画・写真を取り寄せたりと、編集準備を行います。また、PR動画の編集を任せていだだくこともあります。作業は多岐にわたりますが、先輩ディレクターの一番近くで学べる“特等席”なので、大変ながらもプラスになることばかりです。

初めてのディレクターデビューは

初めてディレクターを任されたのは、入社2年目の『THEフィッシング』でした。ロケの際はとにかく緊張していたのを覚えています。自分の考えていることは本当に大丈夫なのか、撮り残した映像はないだろうか、などいろいろな不安の中進んでいきました。ただ演者さんや先輩のサポートもあって何とかロケは無事に終了。しかし、そこからの編集も大変でした。最初は自分なりに編集してみたものの、なかなか尺ができなかったり、映像をうまく使用できていなくて意味のないカットがたくさんあったりと散々な仕上がりに…。その後は、先輩のアドバイスや修正などもありなんとか完成することができました。

一番やりがいがあったこと

『THEフィッシング』のナレーション収録で、テレビで馴染みのあるナレーター窪田等さん(『情熱大陸』などを担当)の声を聴いたときは、本当にこの世界に入ったということを実感させていただきました。また、自分の最初の作品に窪田さんの声をいれていただき、自らQボタンを押させていただけたことは、大きな経験となっています。私自身、文章力はない方なのでなかなか言葉が出てこず、原稿を書くことにも苦戦しました。窪田さんからも「この文章にこの映像は合わない」など様々なアドバイスもいただけました。この経験を経て、その後のロケでの考え方や映像の見方が大きく変わりました。大変でしたが「またやりたい」と思えたことは、この仕事を続ける上で一番のモチベーションになっています。

▼こんな番組を担当しています!

『THEフィッシング(TVO)』『巨大魚&幻の魚を追え!~大阪湾の魚を大調査~(NHK)』『新春開運!!伊勢お参り旅(NHK)』『鉄オタ選手権(NHK)』『中本賢の自然を向いて歩こう(BS12)』

ある1日の
スケジュール
Schedule

  • 9:30

    始業開始
    ナレーション収録があるため、原稿の準備
  • 11:00

    ナレーション原稿読み合わせ
    文章、映像にナレーションがあっているかを映像を見ながら確認
  • 12:00

    ナレーション録り開始
    ADは文章や情報に間違いなないかを入念にチェック
  • 13:15

    映像チェック
  • 14:00

    昼休憩
    会社に戻る途中でみんなでランチ
  • 16:00

    編集作業
    音声データと映像を合わせる作業。テロップの修正も行います!
  • 17:00

    最終の映像チェック
    放送する映像なので最後までしっかりチェック
  • 19:00

    業務終了
    友達とご飯にいってきます!